セラミック矯正とは、出っ歯やでこぼこの歯並びの原因となっている歯の形を整え、セラミック製の人工の歯をかぶせることで歯並びをキレイにする治療法。マウスピースやワイヤー&ブラケットによる矯正治療は、通常1年半~2年以上の治療期間がかかるのに対して、セラミック矯正は、最短20日程度で歯並びをキレイにすることができます。
セラミックとは、陶器と同じ材料のこと。歯科治療で使用する金属やプラスチックなどの他の歯科治療用素材と比べ、審美性、機能性、耐久性など、全ての面でもっとも優れた素材です。
最近では芸能人やモデルの方がセラミックによる治療で歯をキレイにしていることが一般的に認知されてきました。 一般の歯医者さんでもセラミックを取り扱うところが増えてきましたが、当院OPCはセラミックを専門に特化した審美的な歯科治療を追求したクリニック。特にメタルボンドと呼ばれる金属を使用したセラミックの歯を使用する歯科医院や美容外科が多い中で、OPCは金属をいっさい使用しないオールセラミックにこだわっています。 歯科医師にとって、セラミックは金属やプラスチックとはまったく違った技術が必要となるため、どれだけセラミックの臨床経験を積めるかが技術向上のための必要条件になります。一般的な歯医者さんでは月に数ケース、オールセラミックの臨床をほとんど行ったことがない歯科医師もたくさんいますが、セラミックの取り扱いに優れた歯科医師が治療にあたっています。
セラミック治療の技術は日々進歩しています。
豊富な経験と技術を有した精鋭のドクター陣がセラミックによる理想の歯並びを実現します。
日本歯科審美学会会員 / 日本抗加齢医学会会員
全身咬合学会会員 / 補綴学会会員 / 顎関節学会会員
セラミック矯正は、歯を削る必要があるため、歯の強度が弱くなったり、歯の寿命が短くなる可能性があります。ただ、マウスピースやワイヤー&ブラケットによる矯正法でも、歯を削ったり、抜いたりする必要はあります。出っ歯やでこぼこの歯並びは、顎の大きさが小さいため生えてきた歯が歯列内にキレイにおさまらないときに起こります。これらを治そうとした場合、マウスピースやワイヤー&ブラケットによる矯正法であっても、歯列内にキレイに歯がおさまるようスペースを作らなくてはならないので、歯を削るか抜く必要があるんです。
また、矯正治療は行わず、そのままにするという選択肢もありますが、歯並びが悪い方は、歯並びがキレイな方よりも歯の寿命が短い傾向にあります。歯並びが悪い場合、口腔内の衛生管理が難しいため
虫歯や歯周病になりやすく、また特定の歯に噛む力が集中するためその歯に過度な負担がかかります。こういった場合、削ったり、抜いたりすることのデメリットよりも、そのままにすることのデメリットのほうが大きいケースも多いのです。
セラミック矯正の場合は、スペースだけでなく、歯の傾きも変えるために、他の矯正法よりも歯への侵襲度合いが高くなりますが、短期間で歯並びがキレイになるメリットと、歯を削ったり、抜いたりするデメリットの両方を考慮に入れたうえで、セラミック矯正をお選びになる患者様もたくさんいらっしゃいます。ご自身が何を優先したいのかを十分に検討し、治療をするかしないか、もしくはどのような治療法を選択するかをお決めください。当院OPCでは、ワイヤー矯正やマウスピース矯正も行っており、全ての治療法のメリット・デメリットをしっかりとご説明いたします。
セラミック矯正 | ワイヤー&ブラケット矯正 | マウスピース矯正 | |
---|---|---|---|
治療費 | ○ | △ | ◎ |
¥150,000(税込¥162,000)/ 1歯 | ¥800,000(税込¥864,000) / 上下1装置 |
最大¥430,000(税込¥464,000) / 片顎10本 | |
見た目 | ◎ | △ (舌側矯正の場合は◎) |
○ |
金属をいっさい使用しないオールセラミックなため、非常に審美性が高いです。 | 装置が目立ちます。舌側矯正は目立ちませんが、治療費が高くなります。 | 装置は透明で取り外し可能なため、他人に気付かれにくいです。 | |
期間・ 通院回数 |
◎ | △ | △ |
最短1カ月・通院最短3~4回 | 約1年半~2年・通院月1回 | 約1年半~2年・通院月1回 | |
歯への 侵襲 |
△ | ○ | ○ |
歯を削る必要があります。ケースによって歯を抜く、歯の神経をとる必要があります。 | ほとんどのケースで抜歯もしくは歯を削る必要があります。 | ほとんどのケースで歯を削る必要があります。 |
メリット・デメリットを踏まえたうえで、セラミック矯正を受けられることを決められた患者さまへは、可能な限り歯と体への負担が少ない治療をご提供いたします。
セラミック矯正では、歯の向きや形を変えるために、歯を削る必要があります。(叢生など、極端に歯並びが悪い場合には抜歯が必要になる場合もあります。)
当院OPCのセラミック矯正では、できるだけ歯の寿命を短くしないように、可能な限り神経を残すように処置をしています。歯の向きを変えるために通常であれば抜歯や抜髄が必要なケースでも、患者さまのご要望があれば術前に部分矯正を併用し、時間がかかっても歯や神経を残して治療を行うこともあります。
セラミッククラウンによって歯並びをキレイにする治療法は、通常の歯科医院や大手美容外科でも行われていますが、必要のない場合でも神経を除去する方法を採用している医院が多く存在します。これは、歯科医師が歯を削り過ぎてしまったときに、「痛み」が発生するのを事前に防ぐために行われます。
しかし、精密な形成(歯の形を整えること)を行っていれば、多くの場合神経を除去する必要はありません。全てというわけではありませんが、保存可能な神経は残すのが持続性も大切にするOPC流のセラミック矯正です。
歯をキレイにはしたいけど、「歯科治療が怖い」「痛いのは…」という方もいらっしゃいますよね? 当院OPCでは、寝ている間に治療が終わる「静脈内鎮静法」という無痛点滴麻酔治療を行っています。 セラミック矯正の治療にもこの無痛点滴麻酔を併用することができるので、「歯科治療が怖い」「痛いのは苦手」という方もお気軽にご相談ください。同じようなお悩みをお持ちの方がたくさんいらっしゃっています。
マイクロルーペやマイクロスコープとは、拡大鏡のことを意味します。これらを使用することで、人工の歯の縁(マージン)を高倍率で確認することができます。
歯質と人工の歯の境目に隙間ができていると、そこから細菌が侵入し、むし歯の原因となります。むし歯になってしまった場合には、折角入れたセラミックの被せものも使えなくなってしまいます。そのような被せものの境目は、肉眼ではスムーズに見えても、拡大して確認するとその縁(マージン)はガタガタになっています。マイクロルーペやマイクロスコープを使用し、滑らかな境目を形成することによって、非常に精度が高く隙間がない、細菌の侵入しにくい治療が行えます。
意外と知られていませんが、患者さまのお口に入る人工の歯は歯科医院で作られているわけではありません。 それらは、デンタルラボ(歯科技工所)と呼ばれる施設で作られています。デンタルラボにはデンタルテクニシャン(歯科技工士)と呼ばれるプロフェッショナルが在籍しています。デンタルテクニシャンは、専門の学校を卒業した後、国家試験に合格した人工の歯の専門家です。通常の歯科医 院では、デンタルテクニシャンが常駐していることはほとんどなく、人工の歯の製作は外注という形でデンタルラボに依頼していますが、当院OPCでは、デンタルテクニシャンを4名抱えるデンタルラボ“Ceramic Factory Tokyo”を併設しています。デンタルテクニシャンが医院に常駐する形になるため、まるでデザイナーに直接要望を伝えることができるかのように、オーダーメードの人工歯製作が可能です。
歯の色合い、形態、質感など、患者さまのご希望を満たすセラミッククラウン(被せもの)を作製するために、そしてそれらを可能な限り迅速に行うために、当院OPCでは、たとえ経営上効率が悪くなろうとも、併設ラボにこだわります。併設ラボ“Ceramic Factory Tokyo”これもOPCのポリシーのひとつです。